本番で失敗してしまうのはなぜ?
一生懸命練習を重ねたのに、本番で振りを間違えたり、小道具を落としてしまったりすることがあります。これは、本人が一番悔しいし、落ち込んでしまうものですよね。
でも、人間なんだから失敗は誰にでもあるもの。
だからこそ、私は生徒や仲間の失敗を責めませんし、時には気づかないふりをすることもあります。
失敗を責めるのは逆効果
終わったことを責めても、何も変わりません。
失敗した本人が、一番反省しているはずだからです。
また、失敗しなくても緊張しすぎると、その様子が見ている人に伝わってしまうのも問題です。特にプロのパフォーマーは、たとえ緊張していても、それを観客に悟られないようにする必要があります。
「本番に弱い」は緊張が原因?
本番に弱い人の多くは、**過度な緊張(あがること)**が原因です。
極度の緊張によって、頭が真っ白になることもありますよね。
(※ちなみに、私はなったことがないのですが…!)
では、この「緊張」という悪魔に取り憑かれないためには、どうしたらいいのでしょうか?
本番の緊張を和らげる方法
1. 自分を信じる
これまでの練習を信じて、大きく伸びやかに深呼吸することが大切です。
そして、とりあえず笑顔!
笑顔と深呼吸は、緊張をほぐす最強の方法です✨
2. 冷静でいることを意識する
私は人前で踊ったり話したりすることに、極度の緊張を感じることはありません。
もちろん、程よい緊張感はあります。楽屋でメイクをしている手が緊張で震えて付け睫がズレる事だってありますよ〜😅 ですがその状態を「身が引き締まる感覚」としてコントロール」しています。
私が常に心がけているのは、冷静でいること!
- 周りの雰囲気に飲まれない様にする。よく言われる事ですが観客の方々をカボチャ畑と思う様にする。他の出演者の方々のパフォーマンスを見てその雰囲気に巻き込まれない様に、初めてのステージならむしろ見ない様にする事も一案ですよ。面接や試験の時も自分以外の人の様子を意識しすぎない様にするだけでかなり冷静になれます。
- 頭の中を整然と保つ。あがってしまう時は大抵の場合頭の中がまとまらない状態です。過去の失敗や心配事や色んな考えが次から次へと湧いてきて思考が入り乱れている事が多いのです。そんな時はまず深呼吸をしましょう。目を閉じて鼻から息を吸いながら肩を思い切り持ち上げて、口からふぅ〜と息を吐き出して肩を下ろしてみて下さい。それだけでかなり思考がまとまりますよ。
- 自分を見失わない様にする。本番に挑む自分自身を冷静に見つめましょう。例えば衣装やメイクに不備が無いか物理的に点検をする。面接や試験の時なら身だしなみや持ち物をもう一度確認するなど、敢えて物理的な行動をする事で自分を取り戻すことが出来ます。
こうした意識を持つことで、緊張を抑えることができます。
3. 経験を積んで度胸をつける
場数を踏めば、本番の緊張も和らぎます。
私自身、小学生の頃から演劇部で舞台に立ち続けていたため、自然と度胸がつきました。
経験を重ねることが、本番に強くなる一番の近道かもしれませんね。
リラックスしすぎも注意!
逆に、気を抜きすぎるのも失敗のもとです。
例えば…
- 「大丈夫だろう」と軽く考えて油断してしまう。仲間と一緒だから、いっぱい練習したから、練習では失敗した事がないから、など変に自信たっぷりになる事も危険です。人は油断した時、慣れてきた時にこそ失敗をするものなんです。事故や怪我もそういう時に起こってしまうものです。
- お客様を甘く見てしまう。見に来てくれている人は例えご家族やお友達であっても貴重な時間を使って、対価を支払ってくださっている事を忘れてはいけません。ステージに立つという事に責任を持ってお客様に感謝を持って誠実に丁寧に向き合う事であなたのパフォーマンスには心がこもり、観て下さる方に喜んでいただけるのです。
思わぬミスや怪我につながらない様に以上の事に注意しましょう。
このような事は日常生活でも同じですよね?
本番に強くなるために
最も大切なのは、自分の精神状態をコントロールするトレーニングをすること。
- 自分を信じる
- 冷静さを保つ
- 経験を積んで場慣れする
- 適度な緊張感を持つ
日頃からこうした意識を持てば、悔いのない本番を迎えることができます❤️
メンタルコントロールが上手な人がヨガや呼吸法を取り入れている事も納得ですよね。
🔹 まとめ
- 本番で失敗するのは、ほとんどの場合「過度な緊張」が原因
- 緊張を和らげるには、自分を信じて、深呼吸と笑顔を意識する
- 冷静さを保ち、経験を積めば、本番の強さが身につく
- 逆にリラックスしすぎるのも注意!適度な緊張感を持とう
本番に強くなりたい人は、ぜひこの方法を試してみてくださいね!