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  • ヨガの禁忌について

    2018年2月9日

    先月から始まりました、地域の生涯学習の健康ピラティス講座は今週3回目でした。

    受講生の皆様はとても熱心にピラティスに取り組んでくださって大変嬉しく思っております。

    資料を配布し、ホワイトボードなども使いながら皆様によりわかりやすくお伝え出来るようにピラティス講座を進めております。

    ピラティスの呼吸について更にわかりやすくお伝えする為の実験を行ったり、それに伴いピラティス呼吸以外の呼吸法にも少々触れました。

    ヨガの数ある呼吸法の中でピラティスの様に腹圧をかける呼吸を紹介しましたがこの呼吸法には禁忌があるので
    「血圧の高い方はやってはいけません。」
    とお話しいたしました。





    講座終了後に受講生の男性から、質問されました。

    「何故高血圧がやってはいけない呼吸法があるのか?低血圧の人が血圧を上げる為にやるのか?」

    ………

    えっと…

    そう言う事ではなくて…

    「血圧を上げる為と言うことではなくて、この呼吸法で得られる効果も沢山あるのです。でも高血圧の方は危険が伴うので実施しない方が良いということなんです。」

    でもその方は納得が行かないらしく
    怪訝な表情です。

    聞けば血圧を下げるのにヨガが適していると勧められたので現在ヨガをしていらっしゃるとの事。
    地域のサークルのようです。
    ヨガは万能と思ってらっしゃるよう。
    そして血圧が高いのは悪であると…Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

    どうして血圧が上がるような呼吸法があるのか受け入れられないようです。

    「じゃあ誰が何の為にやるのか?」と。

    「活力が湧いたりするので落ち込みやすい人には適していると思います。」
    とお答えしましたら
    「鬱病の人がやるのか?」と(;´д`)

    なんとも極端なお方…

    と言うわけでヨガの禁忌についてお話し致します。
    指導に当たる人間ならば必ずご存知な事です。

    それぞれのポーズにも禁忌がございますが
    今回はヨガ呼吸の
    カパラバディ
    について。



    カパラバティとは『光る頭蓋骨』という意味です。
    カパラバディ呼吸法の効果ですが、肺や頭の空気が喚起されて、頭がスッキリします。
    また、腹筋、横隔膜、内臓を強化する効果が期待できます。
    カパラバティ呼吸法のやり方
    上半身が安定する座り方で座る。
    軽く目を閉じる。
    お腹の力だけを使って、吐く息だけに意識を集中させる。
    腹部の力を使って背中に押し込むようにしながら、鼻から思いっきり息を吐く。

    始めは、ゆっくりしたペースで20回ほど続けます。
    200回、300回まで増やしていきますが、そこまでできるようになるには、訓練と時間を要します。
    理想としては1分間に120回ほどです。
    カパラバティ呼吸法は非常に高度で、危険性も高い呼吸法ですので、必ず指導者のもとで、練習を行うようにしてください。
    ※カパラバティ呼吸法をやってはいけない人
    妊婦、生理中の人、手術後の人、めまい、てんかん、高血圧、ヘルニア、卒中、心臓疾患、胃潰瘍、胃腸トラブルのある人

    以上でございます。

    ヨガが健康に良いと広く認識されることは大変喜ばしい事ですが
    ヨガは万能ではありません。
    正しく広い知識を持つ信頼出来る指導者の元で焦らずゆっくり実践して下さい。
    思い込み過ぎると危険です。
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